今回はNHKの番組『プレゼンテーション(TED)』を視ていた中で、「ハッ!」と気付かされたことがあったので、ご紹介します。
嫌なことや悲しいことで落ち込んだり、ネガティブな考えになったときに視ていただくと いいかもです!
ニール・パスリチャさんは、順風満帆な人生を送ってきました。
しかし、あるとき愛する妻に別れを告げられ、親しい友人が自殺するなど、不幸が重なり、前向きに考えることができなくなりました。
パスリチャさんは、このままじゃいけないと自分に言い聞かせました。
「どうにか前向きに物事を考える方法を見つけなくては駄目だ!」
そして『1000 Awsome Things(1000の最高なこと)』というサイトを作りました。
このサイトは、普段話すまでもないが、誰もがうれしく思う、シンプルで普遍的な、小さな出来事に目を向けたブログでした。
立ち上げ当初、閲覧者は両親だけでしたが、10、100、1000、1万と、徐々に伸びていき、いつしか何百万となり、『世界最優秀ブログ賞』にも選ばれ、出版した本もベストセラーとなりました。
その後、パスリチャさんは、ここ数年で自分を成長させてくれたものは何だろう?と考え、それらを3つの要素として、まとめました。
[br num=”2″]本当に最高な人生を送るための3つの秘訣
[br num=”1″] 「物事に対する姿勢」「気付く心」
「自分に忠実であること」
[br num=”3″]
◆物事に対する姿勢
物事は計画通りには進みません。幸せの間にもいくつかの障害があり、心にぽっかり穴が開くこともあります。そんなときには、常に二つの選択支があると思います。
・ひとつは、振り回されたまま、どうしようもないと悲観すること
・もうひとつは冷静に戻った目を未来に向けること
前向きな姿勢とは後者を選ぶことです。どんなに苦しくて辛くても、少しづつ足を踏み出す選択をすることです。
◆気付く心
3歳児から見た世界は素晴らしい!
虫をずっと観察したり、野球観戦を目を丸くしてみたり、初めての世界で、ワクワクどきどき。
感受性豊かで、好奇心旺盛な3歳児の気持ちを持つ、ということで気づきが生まれます。
3歳の頃は誰もが経験しているのだから、思い出せばいいだけのこと。探せばあるはずです。
◆自分に忠実であること
屈強のNFLだったロージー・グリアという選手が、実は刺しゅうや編み物が大好きで、男性向けの編み物の本も出版しました。
彼は堂々とあるがままの自分を受け入れています。自分に忠実になると、心に従うこととなり、自分が好きで楽しめるようになります。
そして自分の気持ちに従うことで、充実感を味わうことができます。
幸せは日常の中にあると教えてくれた父
パスリチャさんのお父さんは、若い頃にカナダから渡米してきました。
初めてアメリカに降り立ったとき、準備されてた食べ物の種類の多さにとても驚き、感激したそうです。
またパスリチャさんが5歳のときに、連れて行ってもらったスーパーで、お父さんはこう言いました。
「メキシコからきたマンゴーが売られているんだぞ!信じられるか?ありがたいことで一杯だな!」
”幸せに思えることはいくらでもある” ということを教えてもらいました。
そういったお父さんに育てられたパスリチャさんだからこそ、『1000 Awsome Things』という素晴らしいブログを作ることができたんですね。
私も子を持つ親なので、そういった目線で物事を見て、子供たちに伝えられる親になりたいと思いました。
プレゼンテーションの締めくくり
パスリチャさんはプレゼンの最後をこう締めくくりました。
「人生は100年しかない。ひとつひとつのささやかな体験は一瞬しかない。
だから人生を大いに前向きな姿勢で生き、ダメージを受けても気持ちを切り換え、前に進む選択をしてください。
自分のまわりの世界に意識を向け、3歳児の心を大切にしながら、人生を素晴らしくする小さな喜びを見つけてください。
そして自分に忠実でいることを恐れないで、心のままに自分が満たされる経験をしてください。
そうすれば皆さんは豊かで、充実感のある人生を送れると思います。
本当にAwsome(最高)な人生を送れるはずです。」
感想・まとめ
毎日がつまんない。学校や仕事は、ただ繰り返しているだけ。何のために生きているんだろう?
そう思うことは誰にだってあると思います。
でも、日常にある小さなHAPPYや、思わず微笑んでしまうような出来事に、目を向けるだけで、幸せを感じることができると思います。
そして、素直に喜ぶことで、落ち込んだ気持ちも、前向きに変えていくことができるかもしれません。
私はニール・パスリチャさんのような不幸などん底の経験はありません。
それでも今振り返ると、失恋して落ち込んだり、身近な人が亡くなったことで、深い悲しみを経験したことはあります。
思い出すと気持ちが沈んでしまいそうになります。
でもそれに代わる、たくさんの嬉しかったことや、楽しかったことがあったからこそ、乗り越えてきた実感もあります。
ちっちゃな幸せを探して、素直に感動してみてはいかがでしょうか。